最近は街中でも電車の中でも、多くの人がスマートフォンを操作しています。
ですが、歩きながら、イヤホンで音楽を聴きながら、スマホを見ているとき——あなたは「無防備な人」に見えているかもしれません。
今回は、「ながらスマホ」が犯罪に巻き込まれやすくなる理由と、日常でできる対策について解説します。
１．ながらスマホ＝「隙」だらけ
スマホに集中している人は、周囲への注意が大きく下がります。
これは、スリ・ひったくり・性的犯罪を行う犯罪者にとって、非常に都合のいい状況です。
- バッグやスマホを持った手がゆるむ
- 後ろから接近されても気づかない
- 声をかけられても反応が鈍い
このように、スマホに気を取られている状態は、「狙ってください」と言っているようなものなのです。
２．イヤホン・ヘッドホンも要注意
音楽や動画に集中していると、車や自転車の接近音、周囲の人の声などが聞こえにくくなります。
犯罪者はこのような“音の遮断”も見逃しません。
片耳だけにする・音量を抑えるなど、周囲への注意力を確保する工夫をしましょう。
３．防犯の基本は「自分の存在を示す」こと
犯罪者が避けるのは、「目が合った相手」「こちらに気づいている人」です。
つまり、スマホを見ずにしっかり周囲を確認して歩いている人は、そもそもターゲットになりにくいのです。
防犯意識を高めるには、まず“隙”を見せないことが第一です。
４．今日からできる3つの対策
- 歩行中はスマホをしまう
- イヤホンは片耳だけ・音量控えめに
- 時々、立ち止まって周囲を確認
ちょっとした意識の違いが、被害を防ぐ大きな一歩になります。
５．まとめ
「ながらスマホ」は便利なようで、犯罪者から見れば“最高のターゲット”。
自分の身を守るためにも、「スマホを見る時間」と「周囲を見る時間」をきちんと分ける意識を持ちましょう。
安全は、あなたのちょっとした注意から始まります。