フィッシング詐欺とは?被害の現状と効果的な対策

1.フィッシング詐欺とは?

フィッシング詐欺とは、インターネット上で個人情報(ID、パスワード、クレジットカード番号など)を不正に入手する手口のことを指します。銀行や公共機関を装ったメールやSMS、偽サイトに誘導し、利用者が入力した情報を盗み取るのが特徴です。最近では、QRコードやSNS広告などを使った手口も増加しています。

2.被害状況(最新データ)

警察庁の「令和6年版 犯罪情勢」によると、2024年のフィッシング報告件数は約171万8,036件で前年比44%増加。インターネットバンキング不正送金被害総額は約86億9,000万円に達しています。

フィッシング対策協議会によると、2023年の被害額は過去最悪の541億円にのぼり、個人・法人ともに大きな被害が出ています。

3.主な手口

  • 偽メール・SMS:アカウント停止や不正利用を理由に偽サイトへのログインを促す。
  • 偽QRコード:街中や広告のQRコードから偽サイトへ誘導。
  • SNS広告・チャットアプリ:DMや広告で偽サイトへ誘導。

4.予防策

  • 送信元を必ず確認し、正規ドメインかどうかチェック。
  • リンクは直接入力してアクセスする。
  • パスワードの使い回しは避け、定期的に変更する。
  • 二段階認証(多要素認証)を導入する。
  • セキュリティソフトでフィッシングサイトをブロックする。

5.被害に遭ったら

関係機関(金融機関・警察)へすぐに連絡し、パスワード変更やカード停止を行いましょう。フィッシング対策協議会への通報も大切です。

6.まとめ

フィッシング詐欺は年々巧妙化し、被害が拡大しています。最新情報を確認し、対策を徹底しましょう。
詳しくはフィッシング対策協議会の公式サイト(https://www.antiphishing.jp/)をご覧ください。