🆘 なぜ危ない?転落事故の現状
- 消費者庁の調査によると、2歳前後の子どもが窓やベランダから転落する事故が年間100件前後報告されています。
- 死亡例や重い後遺症が残るケースも多く、「家庭内での事故死原因」の上位に位置しています。
✅ 今すぐできる7つの転落防止対策
1. 【家具の配置を見直す】
- 窓際やベランダ近くに踏み台になる家具を置かない
- ベッドやソファ、棚、植木鉢など、よじ登れる物は要注意!
2. 【窓の開け方に制限を設ける】
- クレセント錠+補助錠を併用して「全開防止」
- 市販の「窓ストッパー」「スライド制限器具」も効果的
3. 【ベランダの柵は高さ・すき間をチェック】
- 柵の高さは110cm以上が理想(90cm未満は特に危険)
- 子どもの頭が通るほどの「すき間」がある場合は補強柵やネットを設置
4. 【網戸はロックしても“落下防止”にはならない】
- 網戸は簡単に外れます。網戸=安全ではないと認識すること
5. 【チャイルドロックの徹底】
- 窓やサッシ、ベランダのドアに子どもには開けられない鍵を設置
- 扉上部にロックをつけると、大人は使いやすく子どもは届かない
6. 【子どもの目線で家を点検】
- しゃがんで子どもの視線で窓を見てみると、意外な“危険ポイント”が発見できます
7. 【一瞬の目を離さない工夫】
- 家事の間でも子どもがベランダに近づかないようベビーゲートを活用
- テレワーク時などは特に、「静かだと思ったら要注意」の意識を持つこと
📌 知っておきたい豆知識:なぜ2歳が危ない?
- 好奇心旺盛で、何でも登ってしまう
- 危険の認識がない
- 運動能力が急激に発達中(できるようになることが増える)
✏️ ある事故例では、引き出し付きの棚に登って窓から転落した事例が報告されています(東京都事故情報データバンクより)。
👪 家族でできる「転落防止ルール」
- 子どもには「ベランダ=あぶない場所」と伝える
- 家族全員で、補助錠や鍵の管理を統一
- 留守中は必ず窓・ドアを施錠する
🔚 まとめ:家の中の「高所=事故の入り口」
「まさかうちの子が」ではなく、「うちの子もかもしれない」という視点が命を守ります。
高所転落事故は、ちょっとした工夫と習慣でほぼ100%防げる事故です。
今日できるところから、ぜひ対策を始めましょう!