🔍 こんな変化は“いじめ”のサインかも
保護者がいじめに最初に気づくきっかけは、言葉よりも行動や表情が多いです。
以下のような変化が見られたら、子どもからの“心のSOS”かもしれません。
▼ 子どもに見られる主なサイン
- 急に「学校に行きたくない」と言い出す
- 食欲が落ちた、眠れない、体の不調を訴える(腹痛・頭痛など)
- 持ち物や服が壊れていたり汚れている
- 表情が暗くなった、無口になった
- お小遣いや持ち物が頻繁になくなる
- スマホやSNSを触りたがらなくなった(ネットいじめの可能性)
✅ いじめの兆候に気づいたとき、保護者がやるべきこと
1. まずは子どもの気持ちを受け止める
- 「ちゃんと話して」「なぜ黙ってたの?」と責めないこと
- 子どもの表情・声色・沈黙にも耳を傾ける
- 「つらかったね」「話してくれてありがとう」と安心感を与える
2. 子どもと一緒に解決の道を考える
- すぐに学校に言うかどうかは、子どもの意向を尊重する
- ただし、命の危険や深刻な心身の異変があれば即相談を
3. 必要に応じて学校・第三者に相談
- 担任・学年主任・スクールカウンセラーに状況を共有
- 匿名で相談できる「いじめ相談ダイヤル」やNPOなども活用
🚫 やってはいけない対応
- 「我慢しなさい」「気のせいでしょ」と言ってしまう
→ 子どもが「言っても意味がない」と感じ、黙りこむ恐れ - 子どもの前で感情的に怒りをあらわにする
→ 逆に子どもが「親に心配をかけた」と思い話さなくなる場合も - いきなり相手の親や子どもに直接連絡・対峙する
→ 事態が悪化したり、子どもが板挟みに
📞 いざというときの相談先
相談機関 | 連絡先・特徴 |
---|---|
24時間子どもSOSダイヤル | 0120-0-78310(なやみいおう) |
各市町村教育委員会 | 教育相談窓口があることが多い |
法務省 こどもの人権110番 | 0120-007-110(平日) |
学校内の相談窓口 | スクールカウンセラー・養護教諭など |
🧠 まとめ
子どもはいじめを**「恥ずかしい」「自分が悪いかも」と思い、なかなか口に出せません**。
親が冷静に受け止め、子どもの気持ちに寄り添う姿勢が、回復への第一歩です。
🍀「話してもいい」と思える環境を、親子の中に作っておくことが何よりの予防策です。