玄関先の郵便受けや宅配ボックス、普段あまり意識しないかもしれませんが、実は個人情報や生活スタイルが筒抜けになりやすいポイントでもあります。
今回は、郵便受け・宅配ボックスがもたらす防犯リスクと、すぐにできる対策を紹介します。
1.郵便物から分かる“生活情報”
郵便受けに郵便物がたまっていると、以下のようなことが読み取られてしまいます。
- 長期不在であること
- 住人の名前・性別・勤務先・契約状況など
- ネット通販の頻度や嗜好
特にクレジットカードの利用明細や公共料金の通知などは、犯罪に悪用される可能性が高いため、細心の注意が必要です。
2.宅配ボックスも油断禁物
宅配ボックスの中に荷物が長時間放置されていると、不在が知られるきっかけに。
また、盗難防止のための施錠確認や暗証番号の設定がされていないと、誰でも開けられてしまうリスクもあります。
さらに、宛名の伝票を見られるだけで個人情報が漏れるため、梱包材の処分にも注意が必要です。
3.今すぐできる対策
- 郵便受けは毎日チェック・施錠を忘れずに
- ポストの中が見えないタイプに変える or 外からのぞけないカバーを取り付ける
- 宅配ボックスに暗証番号や施錠機能を設定
- 宛名ラベルは必ず破ってから処分
- 長期不在時は郵便局の「不在届」や「転送サービス」を活用
4.実際のトラブル例
実際にあった事例として、郵便受けから抜き取った公共料金の明細をもとに、なりすましでスマホ契約されたり、ストーカー行為に発展したというケースもあります。
「たかが郵便受け」と思わず、家の顔=情報の入口と考え、防犯意識を高めましょう。
5.まとめ
郵便受けや宅配ボックスは、日々利用するものだからこそ、防犯対策がおろそかになりがちです。
個人情報の漏えいは、空き巣だけでなく、詐欺やなりすまし犯罪にもつながります。
「見られているかもしれない」という意識を忘れず、日常の中で“情報を守る”習慣を身につけましょう。