1.スマホ・小型カメラによる盗撮は身近な犯罪
盗撮は駅・エスカレーター・階段・トイレ・試着室・カフェなど、日常のさまざまな場面で発生しています。
警察庁の発表によると、全国の迷惑防止条例違反(主に盗撮や痴漢)での検挙件数は、令和5年に4,263件。そのうち盗撮は約34%を占めており、年々手口が巧妙化しています。
2.盗撮に気づいたら、すぐに取るべき行動【5ステップ】
- 現行犯なら「やめてください」と強く言う
大きな声で「盗撮です!」と叫ぶことで周囲に知らせ、相手を抑止できます。 - 加害者のスマホや手元をしっかり確認
どのような機材を使っているか、手元に何を持っているか確認しておきましょう。 - 周囲の人に助けを求める・協力を得る
駅構内なら駅員、店舗内ならスタッフにすぐ伝え、相手が逃げるのを防ぎます。 - 証拠確保が大切:録音・録画が可能なら記録
相手の服装・顔・持ち物などをスマホで記録すると、後の警察対応がスムーズになります。 - その場を離れず、警察に通報・被害届を提出
警察に通報し、盗撮の事実をきちんと説明しましょう。画像が削除される前に確保してもらうことが重要です。
3.盗撮の手口はどんどん進化している
- 📱 スマホでの「タイマー撮影」や「隠し撮りアプリ」使用
- 🎒 バッグや上着、靴に仕込んだ小型カメラ
- ⌚ スマートウォッチを利用した撮影
犯罪者は目立たない行動で盗撮を行うため、「気のせいかな?」と思った瞬間の違和感が非常に重要です。
4.被害を防ぐためにできること(事前の対策)
- 👗 スカートにはインナーパンツ・ペチコートを
- 🎒 背後に立たれたらすぐに移動する
- 👀 鏡やスマホを使って周囲をさりげなく確認
- 🏪 試着室・トイレなどでは盗撮カメラを事前確認
- 📱 防犯アプリ(録音・通知)を活用
5.万が一、被害がSNSや掲示板に拡散されたら
- 警察に相談
個人の対応では限界があります。すぐ警察へ相談し、削除依頼と捜査を依頼します。 - 弁護士や専門団体への相談
ネット被害対応に詳しい弁護士や、女性のための相談窓口(女性センター等)も活用しましょう。 - 証拠保存の徹底
画面のスクリーンショットや動画、投稿のURLなどは削除される前に記録しておきます。
6.まとめ
盗撮は卑劣な犯罪であり、放置すべきではありません。
「恥ずかしいから…」と泣き寝入りすることが、次の被害者を生むこともあります。
被害に気づいたら、勇気を出して行動することが、自分を守り、社会を守る第一歩です。